2009年 05月 12日
心で花を狩る
棟方志功の華狩頌(はなかりしょう)という作品を観てました。
一見、狩猟の絵のようですが、よく見ると弓矢がありません。
弓を引くポーズだけなのです。
そしてその周りには花が画面いっぱいに描かれてます。
解説を読んで納得。
「けものを狩るには、弓とか鉄砲とかを使うけれども、花だと、心で花を狩る。
きれいな心の世界で美を射止めること、
人間でも何でも同じでしょうが、
心を射とめる仕事、そういうものを、
いいなあと思い、弓を持たせない、
鉄砲を持たせない、心で花を狩るという構図で仕事をしたのです。」
...。
by bleugreen
| 2009-05-12 23:50
| 日々のこと